【VPN】VPNが不安定な時の対処法とは？代表的な5つの方法を紹介!

VPNに接続して作業をする際、ネットが不安定でストレスを感じた方は多いのではないでしょうか。今回はVPNが不安定な時、代表的な対処法を5つご紹介します。

イライラしている時ほど単純なミスを見落としがち。基本的な部分からチェックする様にして下さい。

チェックするポイントは5点！VPNが不安定なときの対処法

VPNの接続が不安定な時、主に見るべき点は以下の5つです。

それぞれ順番に解説していきます。

対処法①VPNルーターに異常はないかチェック

まずはVPNの専用ルーターをチェックしてみましょう。

• 電源が入っているか
• LANケーブルは繋がっているか

基本的な部分を見ていきます。

VPNの接続が不安定な時、この様な単純ミスも意外と多いです。LANケーブルの爪が折れて外れかかっていた…など、目で見て確認しないと気付かないケースもあります。

また、VPNルーターは常に起動しているため、長い間使用していると処理能力が低下して接続が不安定になることも。この場合はルーターを再起動することで接続を安定させることができます。

対処法②パスワードを間違えていないかチェック

パスワードの入力を間違えていた、というのもありがちなミスです。

正しいパスワードを確認する事はもちろんですが、意外に多いのはCaps Lockキーが有効になっているケース。気づいてしまえば何でも無いのですが、パスワードはセキュリティの都合上伏せ字になっていることも多く、なかなか気付きにくいのです。

この場合の対処法は

• 入力したパスワードを「メモ帳」アプリにコピーしてみる(→伏せ字が解除される)
• Shiftキーを押しながらパスワードを入力する(→小文字で入力される)

等があります。

パスワードの大文字・小文字は普段から意識していないと見落としがちです。基本的な部分ですが、忘れずチェックする様にしましょう。

対処法③セキュリティソフトやファイアウォールの設定をチェック

セキュリティソフトやファイアウォールも確認してみましょう。

ソフトの中には、VPNなどネットワーク外からのアクセスをブロックする設定がされているものもあります。ソフトを一時的に停止させ、接続が安定するか確認してください。

不安定さが改善された場合は、VPN接続をブロックしないように設定することで問題は解消します。一時停止させたセキュリティソフト、ファイアウォールを元に戻すこともお忘れなく。

対処法④IPアドレスやDNSサーバーの取得が「自動」になっているかチェック

IPアドレスやDNSサーバーの情報取得が「自動」ではなく「手動」になっている場合、自動的に割り当てられるはずの情報が反映されません。VPN接続が上手くいかない場合、こちらのチェックも忘れずに行いたいところです。

設定方法はコントロールパネルから行います。

チェックが入っているにも関わらずVPNに接続できないときは、一度ルーターを再起動してみましょう。ケーブルを外して電源を切り、30秒ほど待ってからもう一度電源を入れると上手くいくケースが多いです。

なお、操作方法はお使いのOSに寄って変わります。詳しくはOSのマニュアルでご確認ください。

対処法⑤VPNサーバーへ負担をかけていないかチェック

ここまで確認して、それでもなお不安定さが解消されない場合VPNサーバーへ負担がかかりすぎている可能性が考えられます。一度に多くのアクセスが集中した場合サーバーの処理能力を圧迫してしまい、接続できない・速度が遅くなるなどの問題が発生します。

対処法としては

• 他のVPNサーバーへアクセスしてみる
• アクセスする時間帯を変えてみる

等があります。

業務によっては作業する時間帯を変えられない事も多いでしょう。その場合はあらかじめ、VPNサーバーへのアクセスだけ済ませておく事がおすすめです。朝イチで作業する予定があるなら業務開始の30分ほど前に接続するなど、スムーズに作業できるよう工夫しておきましょう。

【まとめ】VPNが不安定になる原因とは

VPNとは、特定の人だけが利用できるようネットワーク上に仮想のトンネルを作り、データを暗号化してやり取りする技術の事です。安全性は高いですがその分処理も複雑で

• サーバーへの負担がかかりやすい
• 外で作業する場合バッテリーの消費が激しい

というデメリットも存在します。

そのため接続が不安定になったときは、基本的な設定をチェックすることも大事ですがVPNサーバーに負担がかかりすぎていないか見直す視点も必要です。

適切な対処法によって不安定さが改善されれば、業務の生産性も上がる可能性が高くなります。